Shureの歴史

無線機部品の小さな卸売業者としての1925年の創業から、オーディオ・エレクトロニクスにおける世界的なリーダーとしての地位を築き上げた現在に至るまで、Shure製品の活躍はあらゆるオーディオ・シーンに広がり、数々の実績を上げ続けています。

1920年代

Sidney N. Shure
Sidney N. Shure



  • 1925

4月25日、Sidney N. ShureがShure Radio Companyを設立。従業員1名の個人経営会社として、工場製造による無線機製品が市販される以前に、無線機部品キットを販売。 シカゴ中心部のサウス・ウェルズ街19番地に事業所を置く。その3年後、Shureの従業員は75名に増員。

 
  • 1929

大恐慌による不景気が全米に拡大。工場製造による無線機製品の市場投入により、無線機部品キットの需要が低下。従業員数の大幅な削減を実施し、 小規模なマイクロホン・メーカーの専属販売代理店となる。




1930年代

Shure Classic Mics Medley



  • 1932

モデル33N 2ボタン・カーボン・マイクロホンを発売し、米国でわずか4社のマイクロホン・メーカーの1社となる。同マイクロホンは、大型で高価な機器が大半を占める市場に投入された、業界初の軽量かつ高性能な製品であった。

  • 1936

Shure初のコンデンサーマイクロホン40Dを発表後、初のクリスタルマイクロホンModel70を発表。
スタイリッシュかつ実用的な、マイクロホン用のサスペンション・ショック・マウントで、当社初の特許を取得。

 

Shure Unidyne Classic Advertisement Shot



  • 1939

シ ングル・エレメントを採用した業界初の単一指向性マイクロホン、モデル55 Unidyneマイクロホンを発売。その高品質な性能と個性的な外観により、「世界で最も認められたマイクロホン」としての最高の評価を獲得。また、シン グル・エレメント設計により、小型化と低価格化が実現し、マイクロホンが普及したことも大きな成果であった。

フランクリン・D・ルーズベルト、ジョン・F・ケネディー、マーティン・ルーサー・キングなどの歴史的人物が演説用にShureのマイクロホンを使用。グルーチョ・マルクスやエルビス・プレスリーなどのパフォーマーにより55 Unidyneが使用される。

今日まで、その象徴的なフォームはすべての世代に愛されています。




1940年代

The first Shure Factory



  • 1941 – 1944

第二次世界大戦中の、米国軍へのマイクロホン提供契約を締結。高品質、頑丈な製品製造メーカーとしての評価を高める。すべてのShureマイクロホンの信頼 性の基準には、現在まで厳重な軍用規格(MILSPEC)を採用。

  • 1948

LPレコードと78回転SPレコードの両方を再生可能な、業界初のフォノ・カートリッジを発売。




1950年代

Shure Vagabond




「エルビスマイク」として世界に名高いUnidyne 55のさらなる小型化を実現した、Unidyne 55Sを発売。

当社初のリボン・マイクロホン、モデル300を発売。フォノ・カートリッジ(M12、M3D)を発売。

業界初のワイヤレス・マイクロホン・システム、Vagabondを発売。同システムは2個の補聴器用電池で動作し、約200平方メートルの「パフォーマンス・サークル」における通信が可能

1960年代

Shure V15



  • 1964

かつてない最高クラスの品質を備えたフォノ・カートリッジの1つである、Shure V-15ステレオ・ダイネティック・カートリッジを発売。同製品には、垂直トラッキング角度が15度、左右対称設計のバイラジアル楕円針を採用

 

  • 1965

優れた耐久性と高い信頼性を誇る、SM57ダイナミック型マイクロホンを発売。同製品は、ジョンソン大統領以来のすべての大統領を支え続けた実績のあるマイクロホンとして、大統領演説の場で現在も活躍を続けている。

  • 1966

数多くのロック・ミュージシャンが、高い耐久性/信頼性と優れた音質の両立を実現したShure SM58 (「SM」は「スタジオ・マイクロホン」の略)を採用。その発売から間もない期間で、ライブ・パフォーマンスに最適なボーカル・マイクロホンとしての業界スタンダードの地位を確立したSM58は、今もなお定番のボーカル・マイクロホンとして世界中で愛され続けている。

SM58 the best selling vocal microphone worldwide



  • 1967

エディー・クレイマーが、今日伝説的なパフォーマンスとして記憶されているウッドストックで3つのShure M67ミキサーを使用。




1970年代

  • 1976

世界最小のダイナミック型ラベリア・マイクロホン、SM11を発売。

 

Shure SM81



  • 1978

スタジオ・クオリティ・サウンドの再現性と、ライブ・パフォーマンスに求められる耐久性/信頼性の両立を業界初で実現したコンデンサ型マイクロホンである、SM81を発売。




1980年代

Shure Beta 57 Instrument Microphone



  • 1982 – 1984

マイケル・ジャクソンのベストセラーアルバム「スリラー」のボーカル録音用にShure SM7が使用される。

シカゴ郊外のイリノイ州ウィーリング、メキシコのアグア・プリエタとフアレスに製造施設を開設。「その時代で最も大きな革命を起こした屋外中継用ミキサ」としての賞賛を受ける、FP31ミキサを発売。その重量はわずか約1 kg。放送用カメラへの接続も容易で、かつてない高い機動性をニュース収録現場に提供。複数のマイクロホンを使用する場合の設置に、指向性に基づくゲーティングを使用する、業界初の自動式の高品位ミキサ・システムである、オートマチック・マイクロホン・システム(AMS)を発売。

Shure Beta 58 Vocal Microphone



  • 1989

Beta 58/Beta 57マイクロホンを発売。そのスーパーカーディオイド指向特性と高出力レベルにより、ハウリングを抑えた、かつてない高ゲインをコンサート・ステージ上で実現。




1990年代

  • 1990

Lシリーズの発売により、ワイヤレス・マイクロホン市場に参入。その後10年を待たずに、Shureはワイヤレス・マイクロホンの分野において他社を圧倒する、世界的リーダーとなる。

  • 1991

ドイツのハイルブロンに事業所を開設。Shure Europe GmbHは、欧州34か国のShure流通センターに販売、サービス、サポートを提供。

  • 1995

Sidney N. Shureが93歳で死去。Rose L. Shureが取締役会長(Chairman of the Board of Directors)に就任。

  • 1996

Shure初のデジタル信号処理(DSP)製品である、DFR11EQデジタル・フィードバック・リデューサを発売。

  • 1999

香港にShure Asia Limitedを開設。アジアおよび環太平洋地域に広がる流通センター/販売代理店にサービスを提供。

KSM32スタジオマイクロホンがThe Tonight Showでジェイ・レノのデスクマイクロホンとして使用される。 
 


 

2000年代

Shure Grammy Award



  • 2002

Shure Europe GmbHの子会社として、Shure Distribution GmbHを設立。同社は、ドイツ国内におけるShure取扱店との直接販売を取り扱う。

  • 2003

英国での古くからの提携がある流通センター、HW Internationalを買収。その社名をShure Distribution UKに変更。

Shure USが本社をイリノイ州ナイルズに移転。

National Academy of the Recording Arts and Sciences(r)主催の、2003年テクニカル・グラミー賞(2003 Technical GRAMMY)を受賞。同賞は、レコーディング業界に大きな貢献を果たした個人/企業に向けてRecording Academyから贈られる。 

  • 2005

中国に2つの新施設を開設。 最先端の技術を駆使した製造施設を宿州に置き、販売/マーケティング事業所を上海に置く。

  • 2006

遮音とノイズ・キャンセルに新たなスタンダードを打ち立てるE500高遮音性イヤホンの発売により、パーソナル・リスニングにおける新機軸を開拓。E500は業界初の「Push-To-Hear」アクセサリを付属し、完全な遮音環境と周囲の音を聞き取る環境の自由な切り替えを実現。

業界初のコンデンサ型プレミアム・ハンドヘルド・マイクロホン、KSM9を発売。カーディオイド/スーパーカーディオイドの指向特性の切り替え機能を搭載し、スタジオ・クオリティ・サウンドをライブ・パフォーマンスに提供。

UHF-Rワイヤレス・システムを発売。最も要求の厳しい、大規模なワイヤレス用途のニーズに応える、選択可能な2,400チャンネル、アドバンスド・トラック・チューニング・フィルタ・テクノロジー、オーディオ・リファレンス・コンパンディング回路を搭載。 
 

The Shure Facilities in Niles



  • 2007

数々の賞を受賞したEシリーズに引き続き、高遮音性イヤホンSEシリーズを発売。新しい音の特徴、スタイル、モジュール性能、向上した人間工学デザインを紹介。イヤホンを携帯電話用にステレオヘッドセットとして使用できるスリークなアクセサリー、Music Phone Adapter (MPA)を発売。

  • 2008

1939年に発売された55 UnidyneがTECnology Hall of Fameで紹介される。Hall of Fameは、Foundation for Excellence in Audioにより、オーディオ技術の進化に重要な貢献を果たしたオーディオ製品と革新を高く評価し表彰するために設立。

Shureのマイクロホンが、選挙の夜シカゴのグラントパークで何十万もの聴衆の前で米国の大統領バラク・オバマ演説する際に使用される。

Shure SRH840 Professional Headphones



  • 2009

スタジオマイクメーカーCrowley & Trippを買収し、2つのプレミアムリボンマイクKSM313とKSM353を発売。

Super 55デラックス・ボーカルマイクロホンが、スーパーカーディオイドカートリッジと鮮やかなブルーカラーで55 Unidyneの象徴的なデザインを引き継ぎ、発売。

PC/Macレコーディング用にShureクオリティで「プラグ&プレイ」接続が可能なPG42 USBおよびPG27 USBマイクロホンが発売。

SRHヘッドホンシリーズにより、ヘッドホンマーケットに参入。


2010年代

  • 2010

国際コンシューーマー・エレクトロニクスショー(CES)で、新しい高遮音性イヤホンである2基のドライバーを搭載したSE425、3基のドライバーを搭載したSE535を発表。

カリフォルニア州のアナハイム(Anaheim)で行われたWinter NAMM トレードショーで新しいワイヤレス・パーソナル・モニターシステム、PSM900を紹介。

会社設立85周年記念を祝賀。

オランダに新支社を設立。

電子音響工学に基づいた、卓越したデザインと技術によってワールドクラスのサウンドを再生するKSM42とKSM44A を、KSMマイクロホンシリーズに追加。

  • 2011

2月1日に、世界トップクラスの会議やオーディオ/ビジュアルシステム機材サプライヤーのInformationsteknikの買収を完了。

カリフォルニア州のアナハイム(Anaheim)で行われたWinter NAMM トレードショーで、干渉を自動的に検出して周波数を切り替えるAXTワイヤレス・マネジメント・ネットワークを発表。
またNAMMショーでは、PGXデジタル・ワイヤレス・システム、ヘッドホンのSRH550DJとSRH940、イヤホンのSE215、そしてパーソナル・モニター・システムPSM1000を発表。

NAB(National Association of Broadcasters)では、メディア制作用の新しい商品、ショットガンマイクロホンのVP89とVP82、無指向性ワイヤレスカプセルのVP68、UHF-R用ポータブル送信機と受信機のUR3 とUR 5を発表。

ドイツのエッピンゲン(Eppingen)に新しいオフィスと流通センターを設立したことを発表。

National Association for Business Resources (NABR) により、4度目の“シカゴの最良にして最も輝ける101の職場(101 Best and Brightest Companies to Work For )”に選出された。

ShureのEMC研究所(RF協議会)が米国公認機関による試験所認定プログラムに認定。

Shure本社にて、レコーディングアカデミー・プロデューサー&エンジニアのイベント“Phil Ramoneガラスの向こうで”を共催。

先進の素材とデザインを採用し、極めて優れたアイソレーションとデザイン性を提供する、KSM353リボンマイクロホン向けの革新的な新しいショックマウントを発表。