WHY WE CHOOSE SHURE - Shureを選ぶ理由 -

レコーディングエンジニア篠原 麻梨氏レビュー

モニターで活躍するヘッドホンSRH840, SRH1840
日常のリスニング用で楽しむイヤホンSE535 Special Edition

とてもありがたいことに、長い間環境の良い大型レコーディングスタジオで育ち、たくさんの仕事をしてきました。その環境から独立しフリーランスになった時一番に困ったのは、常に当たり前のようにあった「整ったモニター環境」が無いということでした。

そこで最初に手にしたヘッドフォンがSRH840。 初めてで慣れていないスタジオでの作業や自宅での録音、ミックス作業に大変活躍しました。購入当初は低音のこもった感じに少々慣れずにいましたが、エイジングをして何度も使っていくうちに、違和感も無くなり、とても安定した聴こえ方になりました。 全体的にとても明るく華やかで、ローエンドの再生能力にも優れており、音の厚みを感じられる印象があります。

癖やギラつきはないのに、音のエッジがはっきりして分離感や音色も明確で分かりやすいと感じています。聴こえてくる音のディティールの分かりやすさから、音作りをする際に大変役立っています。

しばらくして発売されたのがSRH1840。 オープンエアのヘッドフォンを、仕事で使うモニター用として持つのはこれが初めてでした。この頃自宅での作業も増えてきて、ヘッドフォンでの長時間作業に慣れていない私には、今まで使っていたSRH840に比べ大変軽量で疲れにくく、ベロア素材の心地よい肌触りのSRH1840はとても使いやすいものでした。

こちらもしばらくエイジングをし、自分の音になってきてからの印象ですが、自分が慣れている「スピーカーでのリスニング環境」に近い音場や空気感が再現できていると感じており、奥行きと広がりの空間表現が素晴らしく、リバーブ等のエフェクト感・定位・位相・バランスが非常に把握しやすいため、ミックスをする際に非常に重宝しています。

スピード感がありタイトな低音はクリアで、解像度が高く透明感のある伸びやかな高域はとてもナチュラルで滑らか。原音に忠実で、楽器の音色が繊細で自然に聴こえ、一つ一つの音が鮮明。例えばヴォーカルのブレスや弦楽器などの弓の音、演奏ノイズまではっきりと見えてきます。SRH840に比べ明るさや華やかさはなく、素直で自然なバランスをしているため、聴こえてくる音を信頼してミックス作業ができています。

ヘッドフォンやスピーカーは使えば使うほど自分のカラーになっていくものなので、今後更に使い込んでいった時にどのように変化していくか楽しみです。

SE535 Special Editionは、日頃の移動時などに使用しています。イヤホンなのにここまでリバーブの余韻がキレイに聴こえるものかと、クリアな高域に大変驚きました。今までのイヤホンより一回り大きなキャンバスで音楽を楽しむことができ、とても気に入っています。

非常に遮音性が高いので、周りの音が気にならず楽曲の世界観を存分に楽しめるイヤホンだと思います。イヤパッドの種類も豊富にあり、用途によって使い分けができるのが嬉しいです。

篠原 麻梨 (MARY SHINOHARA)

「aLIVE Recording Studio」からレコーディング・エンジニアとしてキャリアスタート。「AVACO CREATIVE STUDIO」「Azabu O Studio」を経て、2010年からフリーランスとして活動中。レコーディング・エンジニアのみならずプロデューサーとしても活動中。女性ならではの繊細さと大胆さを持ち合わせた音作り・プロデュースワークが定評。

歴史のある大型スタジオで培った経験やノウハウを活かし、アーティストやバンドだけではなく劇伴やCMなど、幅広く様々なジャンルの音楽制作に精力的に携わっている。

最近ではSEAMO、ヒャダイン、GOLD RUSH、marbleなどのレコーディングを手掛ける。

シュア・ ジャパン株式会社

info@shure.co.jp