SE215 について語る – AV機器ジャーナリスト 小寺信良氏

SE215 について語る – AV機器ジャーナリスト 小寺信良氏

Shureのイヤホンと言えば、バランスド・アーマチュア(BA)のEシリーズで一世を風靡した感があるが、実はダイナミック型もBAとは違った傾向でいい音がして、結構狙い目だ。過去E2cも人気モデルだったし、09年に出たSE115も、低域重視派にとってはなかなか好きな音だった。

今回リリースされたSE215も価格はかなり安いが、エンクロージャーの形は上位モデルと同じエルゴノミクスデザインで、装着方法も同じだ。それでいてダイナミック型の個性を生かしつつ、安定して聴ける音になっている。

個人的にはSE215で電車移動中に音楽も聞くが、ビデオ収録やUstream中継時のモニターとしてもよく使っている。派手ではなく標準的なダイナミック型の音がするところが気に入っているポイントだが、遮音性が高く、現場からの直接音が少ししか入ってこない(まったく入ってこないのもまた困る)のもいい感じだ。

ケーブルも丈夫だし、「Shureがけ」していればケーブルが体にフィットするので、何かに引っかかって抜けることも少ない。なにせ現場はとにかく人の出入りも含めてガチャガチャしているので、ちょっとしたものにケーブルが引っかかって抜けてしまったり、ひどいときには断線したりする。SE215は上位モデルと同じくドライブユニットとケーブルが外せるので、断線したら交換できるのもメリットの一つだ。幸いにしてまだそのような目には遭っていないが。

小寺信良 (こでらのぶよし)

AV機器ジャーナリスト
映像・音響機器の世界ではコンシューマからテレビ放送用設備に至るまで幅広いレビューをこなし、業界動向分析を行なう。Impress AV Watchを始め、ITmedia、kakaku.com、ProNEWSなどネットメディアを中心に執筆。近著に「Ustreamがメディアを変える」(ちくま新書)などがある

シュア・ ジャパン株式会社

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