マイクロホンポジショニング:アンプ楽器

もうひとつ広いレンジの特徴を持つ“楽器”としてスピーカーがあります。
ギターやベースキャビネットを録音する際にはスピーカーの音響的な影響を受けます。
ひとつひとつのスピーカーに指向性があり、角度や距離によって違った周波数特性が現れます。
 

スピーカーの中心は最も切れのあるサウンドを再現し、マイクロホンのその他のエッジの部分はより柔らかいサウンドを再現します。ラウドスピーカーが複数あり、低音と高音のスピーカーが別々の場合は複雑な出力を備えています。ほとんどのアコースティック楽器と同様に一番良い音は少しスピーカーから離れた場所で収音出来ます。

最も一般的なアプローチは、それぞれのスピーカーの近くにマイクロホンを置くことです。この慣習はこれまでのライブ中の経験から生まれました。ライブサウンド環境では、ほとんどのオーディオソースは近くに設置をされており、適切な雰囲気のピックアップ比を実現しています
単一指向性マイクロホンを近く設置すると軸から外れた音を除去し、フィードバックを最小限にします。
レコーディング環境では、ラウンドスピーカーキャビネットを隔離し、適切な収音の為に遠離マイクロホンテクニックを使用することが出来ます。遠距離と近距離(数フィート)両方にマイクロホンを設置することにより、実際の音楽と雰囲気の音のバランスを取るコントロールが可能になります。
 

ラウドスピーカーキャビネットの設置も音に多大な影響を与えます。
カーペット上にキャビネットを置けば明るさが減り、フロアよりも高く設置すれば低域を減らします。オープンバックキャビネットは前後両方からマイキングが出来ます。キャビネットと壁との距離も音に影響します。あなたのお好みの音を収音出来るまで楽器やマイクロホンの位置をいくつか試してみましょう
 

更なるマイクロホンの設置については下記を参照してください.

エレクトリックギター

マイクロホン配置 階調バランス コメント
1.) スピーカーコーンのグリル布から4インチ 自然、明確 ラウドスピーカーがフロアに近すぎる場合小さいマイクロホンデスクスタンドを使用してください
2.) スピーカーコーンのグリル布から1インチ 超低音 フィードバックと漏れを最小化
3.) スピーカーコーンの中心から離れた場所 鈍い音、或いは優しい スピーカーコーンのエッジに近い場所
更に鈍い音
アンプのシューという音を軽減
4.) スピーカーコーンのグリル布から1インチ Thin, reduced bass Picks up more room ambiance and leakage.
3 & 4.) 2マイクロホンテクニック 自然な音 コンデンサーマイクロホンを使用してください
位相問題の最小化のためにスペースの調整
スピーカーの前のアンプの周りに小型マイクロホンを設置
 
中音が強調される 簡単なセットアップ、漏れを軽減
オープンバックキャビネットの裏に設置 ポジションによる キャビネットの全面にもマイクロホンを設置が可能ですが、位相キャンセルにお気をつけ下さい

 

ベースギター

キャビネットに1つだけスピーカーがある場合、一つのマイクロホンで音を拾う事が可能です。キャビネットに複数の同じタイプのスピーカーがある場合、一つのスピーカーから音を収音するように1つのマイクロホンを設置するのが一番簡単な方法です。

スピーカー同士の間にマイクロホンを置くと強い位相効果が出てしまうことがありますが、特定のトーンを実現出来る可能性もあります。しかし、キャビネットがステレオか、低音と高音で別々のスピーカーが有る場合、複数のマイクロホンが必要な場合があります。


 

エレクトリックキーボードアンプ

マイクロホン設置 階調バランス コメント
マイクロホンをスピーカーに向けてください ピアノのブランドによる クリアな音の為にベースを落としてください
シューという音を減らすためには高い周波数をロールオフする必要があります
 

 

レスリーオルガンスピーカー

マイクロホン設置 階調バランス コメント
3インチから1フィート離れた上部ルーバーにマイクロホンを向けてください 自然な音、深みのある低音を欠いた音、 マイクロホンピックアップが1つだけの時に最適
上部ルーバーと下部低音スピーカーから3インチから1フィート離れた場所に設置 自然でバランスの良い 全体的に優れた音
上部ルーバーに2つのマイクロホンを左右に設置。下部低音スピーカーから3インチから1フィート離れた場所の中央に設置 自然でバランスのと れたステレオサウンド